takecyan_kodawariの日記

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HUNTER×HUNTERのキメラアント編における選別と現代の中国共産党との共通点について

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 大人気漫画のHUNTER×HUNTERでは、キメラアント編というシリーズがある。

 キメラアントは人間を捕食する生物で、その正体はキメラアントに捕食された人間の生まれ変わりである。キメラアントは人間の住む世界を侵略するため、兵隊を作ることをはじめた。それが、キメラアントにおける選別である。東ゴルトーという国の国民を集め、強い個体だけを選別し、兵隊にするというシーンだ。

 こんなこと、漫画の世界だけだろう。と思う方もいらっしゃるかもしれない。しかし、我々人類の歴史上でも選別は行われてきた。人種、生まれた国・地域、宗教、出自、親の経歴や財産・人脈、個人の実績や能力でもそうだ。学校や会社でも、ビジネスの世界でも選別は行われてきている。これは言い換えれば価値のないもの、低いものは淘汰されるわけである。そして、その手段についてはいろいろある。

 だが、中国共産党における選別は非常に恐ろしいものだ。

 まず、権力闘争においてだが、習近平政権では反習近平派の人間を腐敗撲滅キャンペーンという名目で摘発している。中国は日本よりもはるかに恐ろしいほどの権力闘争が行われている。もし、習近平に屈し派閥に入るとする。もし、習近平が失脚したときには次の権力者によって自分自身が摘発され、排除されるのだ。

 そんな共産党ウイグル族を狙って弾圧も行ってきた。漢民族の繁栄するために犠牲となるべき民族であると。民族ごとの選別、虐殺が今も行われている。だが、共産党は自国民に対しても選別を行っている。国民では都市戸籍と農民戸籍で差別化されている。農民戸籍は自由に都市に出入りすることが許されず、検問で立ち入りを拒否される。農民戸籍は奴隷階級なのだ。

 だけど、都市戸籍の国民も安心することはできない。都市戸籍の国民でも親の経歴、共産党とのパイプ、経済力、学歴などで選別されるのだ。中国は超学歴社会であり、日本のようなぬるい社会ではない。また、中国は超検閲大国であることは有名である。

 ネットや新聞、テレビや電話等、通信についての検閲、書籍や論文など文書の検閲、スマホ向けアプリなどに情報収集するプログラムなどを仕込み、消費に対する検閲、ネットゲームの世界などオンライン世界のコミュニケーションでも言論の監視、党員によるパトロールが行われ、人同士が集まるコミュニティはまず、検閲が入る。

 昨今のファーウェイの事件でもあったように、共産党員は国有企業の中に入り込み、企業の中も監視をしている。共産党に選ばれた人間は国有企業で出世が出来るのである。中国はまさしく選別国家という他がないほど、選別が大好きである。

 国民もそれに気づいており、アメリカや日本に留学したり、移住をする人はそんな窮屈な中国社会の先が明るくないことを察知している。もし、日本が中国に侵略され、中国の領土となった場合、日本人も選別されるわけである。

 中国共産党における選別で選ばれなかった人はどうなるか。チベットでもあったが、強制労働に従事させられたり、人身売買や臓器売買のために利用される。どんな人間でも健康な臓器という、財産を所有しているため、なんの役にも立たない人間は臓器を取られて捨てられる。

 今、ネットで中国共産党の負の部分を暴露している記事を共産党は監視しているかもしれない。中国共産党は中東とのアクセス、経済的結びつきを強化するシルクロード構想に基づき、新しい都市の開発を急いでいる。そこにあったウイグル自治区ウイグル人は邪魔な存在なので、排除され、また洗脳され、奴隷階級といて働くことになる。

 日本も中国の太平洋の西側半分は自分の物という構想がある以上、日本や日本人は中国共産党にとってウイグル人とそんなに変わらないのである。だから、トランプ大統領は貿易戦争で中国の弱体化を行っている。HUNTER×HUNTERのキメラアント討伐隊が米軍である。中国の人民軍の兵士は恐怖政治でコントロールされている。キメラアントの中でも自由を求めている者がいるように、中国人みんなが洗脳されているわけではなく、国民も共産党による被害者だ。だから、軍事的な手段ではなく、経済戦争で仕掛ける。

 日本人は他人事ではなく、キメラアントの王であるメルエムこと、中国共産党の本部の失脚、解党が日本の平和的安定に貢献する。天才漫画家の冨樫 義博氏がなにを題材にしたのかは分からないが、HUNTER×HUNTERでは現実世界のルールと似たようなものの描写があり、空想と現実を織り込みつつ、独自の世界観を作り上げたセンスがすごいと思います。

 そんな大人気漫画HUNTER×HUNTERをまだ読んだことがない方、子供のときに読んだだけでまた読み返したい方、すでに読まれている方で途中までしか読んでない方、是非、読んでください。大人になると、子供のときとは違った視点でまた作品を観ることが出来ます。私はキメラアント編を読んだとき、まさしく中国じゃないか。と思いました。

 

 長文を読んで頂き、ありがとうございました。(=゚ω゚)ノ

 

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